Macで.DS_Storeを一括削除する方法

このような悩みに答えます。

Macを使用していると、.DS_Storeというファイルが頻繁に生成されます。
1つ1つ削除するのが面倒と感じる方や、そもそも何なのかという疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では.DS_Storeを一括で削除する方法、そして.DS_Storeファイルについて詳しく解説します。

この記事を読むことで、不要なファイルの効率的な管理方法を身につけ、クリーンで整理された作業環境を保つことができるようになります。

この記事を書いた人

すずき

フリーランスでwebデザイナーをしています。
デザインからコーディング、運用まで幅広く対応しています。
3年間で50件以上のサイトをコーディングしてきました。

一括で削除する方法

まずは.DS_Storeファイルを削除する方法を解説します。
以下のコマンドをターミナルに入力することで、簡単に削除することができます。

find . -name ".DS_Store" -type f -delete

このコマンドを使うと、現在のフォルダやそのサブフォルダ内の全ての.DS_Storeファイルを検索し、一括で削除します。

このコマンドの詳しい内容は以下のとおり

削除後もまた生成されるので、公開前などに実行すると良いかと思います。

.DS_Store とは

.DS_Store（Desktop Services Store）は、AppleのmacOSオペレーティングシステムに由来する隠しファイルの一つです。

このファイルは、Finderでフォルダを開いたときのウィンドウの表示設定やアイコンの位置などの情報を保存するために使用されます。
隠しファイルとしてマークされているため、通常はFinderで表示されませんが、特定の設定やツールを使用することで見ることができます。

.DS_Storeファイルは、Finderを使用してフォルダを開いたり、設定を変更したりするたびに自動で生成されます。
このため、Macユーザーがフォルダを操作する度に、多くの.DS_Storeファイルがシステム内に散在することとなります。

具体的な役割と用途

.DS_Storeファイルの主な役割は、フォルダの表示設定を保存することです。
具体的には、以下のような情報が含まれています：

• フォルダ内のアイコンの位置やサイズ
• 使用されるビュータイプ（リストビュー、カラムビューなど）
• ウィンドウの位置やサイズ
• 背景の色や画像
• ソートオプションや表示されるカラムの情報

これにより、カスタマイズしたフォルダの表示設定を、次回も同じように表示することができます。

その他の類似のシステムファイル

.DS_Storeのようなシステム関連のファイルは、Macだけでなく、他のシステムでも生成されます。
これらのファイルは、各OSの特性や目的に応じて異なる役割を果たします。

Windowsにおけるシステムファイル

Windowsには、Thumbs.dbというファイルがあります。

このファイルは、フォルダ内の画像のサムネイル情報をキャッシュとして保存するために使用されます。
これにより、フォルダを開いた際に画像のプレビューを高速に表示することができます。

しかし、このファイルも.DS_Storeと同様、プロジェクトには不要です。

Linux系OSのシステムファイル

Linuxやその他のUnixベースのオペレーティングシステムでは、隠しファイルや隠しディレクトリが頻繁に使用されます。

これらのファイルやディレクトリは、名前の先頭にピリオド（.）が付いており、通常のファイルやディレクトリとは異なる扱いをされます。
例えば、~/.configや~/.bashrcなどの設定ファイルがこれに該当します。

これらのファイルは、ユーザーの設定やプログラムの動作をカスタマイズするためのものであり、通常は変更や削除を避けるべきです。

まとめ

本記事では、web制作に関連するシステムファイル、特に.DS_Storeファイルに焦点を当てて詳しく解説しました。

削除するコマンドは以下のとおり。

find . -name ".DS_Store" -type f -delete

.DS_Storeファイルは、MacOSのFinderによって生成される隠しファイルで、フォルダの表示設定を保存する目的で使用されます。
WindowsやLinuxでも、類似のシステムファイルが存在し、それぞれのOSに応じた適切な取り扱い方法が必要です。

ぜひ試してみてください。